近野電機・近洋ラジエータ 新館

姫サーのオタです。いちおうネット屋

新年早々グルーポンと戦った話 その⑤

前回までのあらすじ
法律の落とし穴にはまった。

筆者「店の代わりにお金返して」
グルーポン「すぐには返答しかねる」
筆者「じゃあいつ」
グルーポン「それも答えられない」
筆者「来週中に一旦状況の報告よろしく」


というわけで、一週間後、電話がかかってきました。
もちろん、そんなにすぐに返事をもらえるとは思っていませんでしたが、やっぱりダメでした。

Aさん「申し訳ございませんが、まだ調査中です」
よなねず「わかりました。では来週の今くらいにでも、状況を教えていただけますでしょうか」

というか、はじめに申し上げてしまいますが、ここからしばらくは進展なしです。
この間の冗長なやりとりを詳しく書いてもあんまり意味がなさそうなので、
Q&A形式でまとめました。

Q1:”調査中”とのことですが、いったい何を調査しているのですか?
A1:店舗が本当に閉店したのか、返金に応じていないのかということを調査しています。

Q2:えっ!お店が閉店したと教えてくださったのはあなたがたですよ。
 各自で返金の交渉をしてくれとのことで、連絡先も教えていただいたのですが。
 何なら、お店がよこした返金拒否のメールを転送しましょうか?
A2:こちらでも正式に閉店・返金不能という断定ができないと、次の段階に進めません。

Q3:そんなこと言って、のらりくらりとかわしてFOするおつもりではありませんか?。
A3:いいえ、必ずご報告させていただきます。

Q4:では期限を決めてください。
A4:申し訳ございません。

こんな風に、らちのあかないやりとりをして数週間が経ちました。
わたしがこの状況を楽しんでいると思われるかたがいるかもしれませんが、
決してそんなことはありません。むしろ予想以上に疲労が蓄積します。

それではなぜ毎週進捗報告を求めるのかというと、
いじめているのではなく、お互いにこの件を風化させないためです。
(まあ「こいつめんどくさいからさっさと返金して話終わらせたい」と思わせる目的もありますが)
むこうにフェードアウトさせないだけでなく、
わたし自身が少しづつモチベーションを下げていくのを防ぐためでもあるのです。

それでも時の流れとは恐ろしいもので、時間って本当にいろいろなことを解決してしまいますね!
つまり、これがあと3ヶ月も続けば、「もう疲れた」と息切れしていたかもしれません。

しかしそんな日々の終わりは突然やってきました。

あれは水曜日の夕方でした。
仕事中、手元の携帯がふるえ始めたのでちらりと目をやると、グルーポンからでした。
いつも彼らが連絡をくれるのは金曜の夕方です。これは答えが出たな...!と、緊張が高まりました。

Aさん「もしもし、わたくしグルーポンジャパンカスタマーセンターのAと申しますが」
と、いつものように名乗り始めるお姉さんの声のトーンが、いつもより明らかに高いのです。

「大変お待たせ致しました。
確認が取れましたのでクーポンを返金させていただきます」

┌○┐ハハ
│勝│゜ω゜ )
│訴│//
└○┘(⌒)
  し ⌒
ああ、長いことこのことばを待っていました。
10階西側の窓から見える夕日とセルリアンタワーがそれはもう綺麗でした。


「本当ですか!!嬉しい!ぜったい返金していただけないと思っていたのに!」
と言っちゃいそうになりましたが、大人なのでそこはがまん。
今後の流れ説明してもらい、詳しくはこのあと送るメールを見てくれとのことで、電話を切りました。

さて、そのメールはすぐに届きました。
システムからの自動送信のようですが、返金方法を選んで登録してくれという内容でした。
提示された返金方法は次のふたつ。
1.クレジットカードへの返金処理
2.購入相当額のグルーポンチケットでの相殺
あとは2の説明が長々と記載してありました。
(1回の使用が1枚まで、かつ、お釣りが出ない残念仕様なので、
申請時に金額と枚数の指定をする必要があるようです。)

まあ2はギャグだと思いますので、とっととクレジットカードを選択。
(購入相当額の2倍でもわたしは選びません。)
自動返信ですが「登録完了」のメールをもらい、ひとまず終了。

返金を確認するまでが遠足なのでまだまだ油断は禁物ですが、
とりあえず一安心です。

というわけで、
あちらにとってはかなりうざい客でしたが、返金手続までこぎつけることができました。
ウザ客だけなのか購入者全体が返金対象となったのかはわかりませんが、
もし案内が来ていないかたがいらっしゃいましたら、お問い合わせになってみてはいかがでしょうか。


この「グルーポン篇」ですが、その⑤まで書いてしまい、すでに「大長編ですね!」と言われました。
自分でも飽きてはいるのですが、次で終わります。
結局お金は戻ってきたのかということと、グルーポンあるいはフラッシュマーケティングについて考えてみたこと
でもって、こちらを締めくくりたいと思います。