近野電機・近洋ラジエータ 新館

姫サーのオタです。いちおうネット屋

新年早々グルーポンと戦った話 その6(終)

前回までのあらすじ

がんばったらグルーポンが返金手続に応じてくれた。


大した情報もないのに無駄に長くなってしまった本シリーズですが、
今回がまとめということで、もう終わります。
もう終わりますから、あとちょっとだけしゃべらせてください。

さて、相手はあのウルトラおせちのグルーポン
http://www.yukawanet.com/archives/3434501.html
お金を返してくれるまでが遠足です。安心はできません。

と、ファイティングポーズですごしておりましたが、一ヶ月後くらいにあっさりと返金されていました。
しかも、一部使用していたのに全額返金していただきました。。
仕様上一部返金というのが難しいためなのでしょうが、この辺は申し訳ないです。

そういうわけで、新年早々勃発したグルーポンとの戦いに勝ちました。
向こうも願い下げだとは思いますが、もう利用することはないでしょう。
さようならグルーポン




さてさて


この3ヶ月間弱、グルーポンをはじめこうした共同購入型サービス
についてけっこう調べたので、世間での印象や位置づけといったところがわかってきました。

たとえばわたしが今回の騒動中、どこのタイミングでもいいので、
Y!知恵袋なりMSN相談箱なり発言小町なりで相談したとすると、
高確率でぼろくそに叩かれるわけです。すなわち「自己責任だ」と。
まあ業績が芳しくない会社の株に似たところはありますから、
「わざわざ泥船に乗り込んでおいて…自分でなんとかしろや!」
と、グルーポンに価値を見出せない人々にとっては理解に苦しむ行為なのでしょう。

もちろん、フラッシュマーケティング自体、あやういビジネスモデルであるということは、
わたしも重々承知していますけれども。

そういえば彼らがまだイケイケだった頃、当時のバイト先に営業をかけられたのを憶えています。
出勤して事務所でぼーっとしていると、店長の机の上にグルーポンの名刺を見つけました。
よねなず「えっ、出すんですか?」
店  長「いや〜どうしてもって言うからとりあえず話だけは聞いてみたんだけどね、あんまりウチにメリットないよ。
     店のイメージ的に、もともとクーポン自体できればやりたくないし」

そうそう、それなんですよね。
よくグルーポンの営業はセールストークとして
「広告を出稿すると考えれば、こっちのほうが断然おトクで効果も高いですよ!」
などと言うそうですが、大事なことを忘れています。
グルーポンを実施することによる、逆ブランディング効果(?)を自覚していないのでしょうか。

バイト先はホテルのバーラウンジでしたが、クーポンに対してはかなり消極的でした。
グラスワイン1杯サービスのクーポンがありましたが、ほとんどのお客さんは存在すら知らなかったと思います。
繁盛しているかはさておき、数十年続いているそれなりの高級店としてのプライドがあるのでしょう。

実際、銀座やら赤坂やらの老舗バーや格式ある高級割烹(だってそうやって書いてあったもの)
などのグルーポンが掲載されているのを何度か見たことがありますが、
あんまり大したことのない店か、あるいは相当経営が厳しいのだろうな、と思ってしまいます。
例え経営状態が悪いとしても、グルーポンではリピーターを増やすなどの中長期的な効果はあまり見込めないし、
何よりお店の格が下がるから止したほうがいいのに...と残念な気持ちになったのを憶えています。

ただ、資金繰りに苦しんでいる店舗にとっては、店のレベルの低下云々にこだわっている場合ではなく、
こうしたニンニク注射というか飛び道具みたいなものに頼らざるを得ないのでしょう。
古い記事ではありますが、とても参考になったものを紹介します。
孫引きになるため内容はリンク先でご確認いただきたいと思いますが、
記事内で引用されている文章を読めば、グルーポンの口車に乗っちゃう人がいるのもなんだかわかる気がしました。
飲食店の経営って大変そう...
グルーポンで倒産詐欺的案件

なお、今は成果報酬型らしく、購入者が来店してクーポンを使ってはじめて1獲得とみなされるようです。
そして翌月以降にマージンを引いた分がグルーポンから店舗に振り込まれるという仕組みらしいです。
このマージンも、どうやら10〜30%くらいだそう。
たしか全盛期は50%前後取っていたみたいですが...
先払いのシステムではなくなったことで、いわゆる計画倒産を助長したり、
無意味な延命治療になったりするといった恐れはなくなりましたが、
まっとうにやっていては立ちいくはずもない、
どこか不透明な商売であるという印象は依然として拭えませんね。

まあでもいちユーザーからしてみれば、
ほとんどの商品がお得であることは事実でしょう。
一度にその恩恵を受けることが可能で、あとはとっとと離れることができるような
性格の商品を活用するのであれば、グルーポンも悪くはないと思います。

ご利用は慎重に。ご出稿はお勧めしません。

新年早々グルーポンと戦った話 その⑤

前回までのあらすじ
法律の落とし穴にはまった。

筆者「店の代わりにお金返して」
グルーポン「すぐには返答しかねる」
筆者「じゃあいつ」
グルーポン「それも答えられない」
筆者「来週中に一旦状況の報告よろしく」


というわけで、一週間後、電話がかかってきました。
もちろん、そんなにすぐに返事をもらえるとは思っていませんでしたが、やっぱりダメでした。

Aさん「申し訳ございませんが、まだ調査中です」
よなねず「わかりました。では来週の今くらいにでも、状況を教えていただけますでしょうか」

というか、はじめに申し上げてしまいますが、ここからしばらくは進展なしです。
この間の冗長なやりとりを詳しく書いてもあんまり意味がなさそうなので、
Q&A形式でまとめました。

Q1:”調査中”とのことですが、いったい何を調査しているのですか?
A1:店舗が本当に閉店したのか、返金に応じていないのかということを調査しています。

Q2:えっ!お店が閉店したと教えてくださったのはあなたがたですよ。
 各自で返金の交渉をしてくれとのことで、連絡先も教えていただいたのですが。
 何なら、お店がよこした返金拒否のメールを転送しましょうか?
A2:こちらでも正式に閉店・返金不能という断定ができないと、次の段階に進めません。

Q3:そんなこと言って、のらりくらりとかわしてFOするおつもりではありませんか?。
A3:いいえ、必ずご報告させていただきます。

Q4:では期限を決めてください。
A4:申し訳ございません。

こんな風に、らちのあかないやりとりをして数週間が経ちました。
わたしがこの状況を楽しんでいると思われるかたがいるかもしれませんが、
決してそんなことはありません。むしろ予想以上に疲労が蓄積します。

それではなぜ毎週進捗報告を求めるのかというと、
いじめているのではなく、お互いにこの件を風化させないためです。
(まあ「こいつめんどくさいからさっさと返金して話終わらせたい」と思わせる目的もありますが)
むこうにフェードアウトさせないだけでなく、
わたし自身が少しづつモチベーションを下げていくのを防ぐためでもあるのです。

それでも時の流れとは恐ろしいもので、時間って本当にいろいろなことを解決してしまいますね!
つまり、これがあと3ヶ月も続けば、「もう疲れた」と息切れしていたかもしれません。

しかしそんな日々の終わりは突然やってきました。

あれは水曜日の夕方でした。
仕事中、手元の携帯がふるえ始めたのでちらりと目をやると、グルーポンからでした。
いつも彼らが連絡をくれるのは金曜の夕方です。これは答えが出たな...!と、緊張が高まりました。

Aさん「もしもし、わたくしグルーポンジャパンカスタマーセンターのAと申しますが」
と、いつものように名乗り始めるお姉さんの声のトーンが、いつもより明らかに高いのです。

「大変お待たせ致しました。
確認が取れましたのでクーポンを返金させていただきます」

┌○┐ハハ
│勝│゜ω゜ )
│訴│//
└○┘(⌒)
  し ⌒
ああ、長いことこのことばを待っていました。
10階西側の窓から見える夕日とセルリアンタワーがそれはもう綺麗でした。


「本当ですか!!嬉しい!ぜったい返金していただけないと思っていたのに!」
と言っちゃいそうになりましたが、大人なのでそこはがまん。
今後の流れ説明してもらい、詳しくはこのあと送るメールを見てくれとのことで、電話を切りました。

さて、そのメールはすぐに届きました。
システムからの自動送信のようですが、返金方法を選んで登録してくれという内容でした。
提示された返金方法は次のふたつ。
1.クレジットカードへの返金処理
2.購入相当額のグルーポンチケットでの相殺
あとは2の説明が長々と記載してありました。
(1回の使用が1枚まで、かつ、お釣りが出ない残念仕様なので、
申請時に金額と枚数の指定をする必要があるようです。)

まあ2はギャグだと思いますので、とっととクレジットカードを選択。
(購入相当額の2倍でもわたしは選びません。)
自動返信ですが「登録完了」のメールをもらい、ひとまず終了。

返金を確認するまでが遠足なのでまだまだ油断は禁物ですが、
とりあえず一安心です。

というわけで、
あちらにとってはかなりうざい客でしたが、返金手続までこぎつけることができました。
ウザ客だけなのか購入者全体が返金対象となったのかはわかりませんが、
もし案内が来ていないかたがいらっしゃいましたら、お問い合わせになってみてはいかがでしょうか。


この「グルーポン篇」ですが、その⑤まで書いてしまい、すでに「大長編ですね!」と言われました。
自分でも飽きてはいるのですが、次で終わります。
結局お金は戻ってきたのかということと、グルーポンあるいはフラッシュマーケティングについて考えてみたこと
でもって、こちらを締めくくりたいと思います。

新年早々グルーポンと戦った話 その④

前回までのあらすじ
グルーポンのチケットを使い切らないうちにお店が閉店しました。
しかしグルーポンは「お金はお店に直接返してもらってね♡」と連絡先だけ寄越して対応を丸投げ。
消え入りそうなつながり(Yahoo!捨てアド)に希望を託して、筆者は店舗とコンタクトを取るのでした。


とりあえず一週間は待たされるとふんでいたわたしは、
翌々日に返事が来たので大変驚きました。
しかし返信が早いのには理由があるわけですよ。
店舗側の回答は「お金返しません」でした。

件名:店舗名

よなねず様
突然の閉店で最後まで施術ができずご迷惑おかけしましたこと、深くお詫び申し上げます。
またご連絡が遅くなり、誠に申し訳ございませんでした。

初回ご来店時にご案内させて頂いておりましたケータイアプリ「Zeetle」にて
閉店のお知らせ、残りの施術の返金が難しい旨、
また12月末に未施術分の施術を行わせて頂く旨を2回配信させて頂いておりました。
また1人1人順にお電話でのご連絡もさせて頂いておりました。
ご連絡が遅くなり、大変申し訳ございませんでした。

ご返金についてですが
初回ご来店時にエステティックサービス契約約款にて同意のサインを頂いていると思いますが
契約期間が1ヶ月、契約金額が5万円を超えるエステティックサービスの契約は
特定商取引法特定継続的役務提供に該当し返金対象となるため
当店にてご契約頂きましたコースに関しましてはご返金させて頂きます。
Grouponでご購入頂きましたコースに関しましては、
Grouponというお得なクーポンサイトにて定価より最安価、広範囲の施術の提供をさせて頂いたということ、
5万円以下のご契約ということで、特定商取引法特定継続的役務提供により、返金対象外になります。

何卒ご理解頂きますようお願い申し上げます。(原文ママ)



ああああああああああああああああああああああああああてめええええしねええああああ

店側のしたり顔が目に浮かぶようです。
「3」のカードを2枚残して「革命」をした人に「革命返し」をお見舞いするときのような顔をしているのでしょう。


っていうか、メールの記述内容にもウソがあります。
たしかに「Zeetle」なるアプリはDLしましたが、メッセージなんて来ていません。
お電話だっていただいておりません。電話番号を登録していたので間違いありません。
(そもそも出なければつながるまでかけるんだよアホちん。)

それになんなんだ、解約って。
わたしは別に解約を求めたわけでもないし、そっちが勝手に契約内容を存続できなくなったんだろうが!(`・ω・´)ムッキー

いもうと「あほ。発端や経緯に関係なく、客観的に契約が解除されている状態を解約っていうの」
よなねず「特商法なんちゃらってクーリングオフの話でしょ?この場合に持ち出してこれるの???」
いもうと「あたしそっち詳しくな〜い。消費者センターに行きなよーあいつらの言うこと7割は正しいから!」
よなねず「え、低くない?」
いもうと「じゃあ、経緯とか細かくまとめてくれたら、ゼミの先生にでも相談してあげるよ」

うむ。やさしい妹だ。
わたしはずっと幼稚な脳のままですが、あっちはどんどん大人になっていきます。


それにしても、消費者センターの正解率7割という評判には驚きました。
(こんな打率で許される公的機関、気象庁くらいですよ。。)
国民の消費生活における平和の砦の出先機関だとばかり思っていたのに、
これではむやみに泣きついたところで、適当になだめられて帰されるおそれがあります。
そもそも今回は法的義務を免除されているそうじゃないですか。
おそらく店舗とわたしとの直接の取引であれば、お金が戻ってくる可能性は限りなく低そうです。

ということで、
まずはグルーポンに「店側がしかるべき対応を取ってくれなかったこと」を告げました。
伝え方を迷いましたが、まあ調べればわかるだろうと思い、状況をそのまま話しました。
「店は法律的に返金義務がないため返さないと主張している。
でも御社はクーポンを返金すると謳っている。
だからあなたがたがお金を返してください」

Bさん「そちらはすぐにはお答えできかねますので、確認させていただきます」
よなねず「いつ頃ご回答をいただけるのでしょうか」
Bさん「いつとは申し上げられませんが...」
よなねず「では一旦来週中に状況を教えてください。お好きな日時でかまいません」


これで振り出しに戻ってしまいました。
わたしは素人なのでわかりませんが、消費者庁の相談事例などを見た限りでは、
やっぱり今回の場合店舗側の主張は正しそうです。

しかしエステ・美容系のトラブルはどれもひどいもんですね。
しつこい勧誘に負けて100万円を超える契約をしてしまったり、
数十万円の化粧品を買わされたり...
「5万円以下の契約なんて頼むからあきらめてくれ!」と法の定めるところでそうなっているのも、
あながち無理もない話かもしれません。
(しかし、こういう非常に高価な化粧品を見るとつい、高級牛肉とグラム単価で比較してしまいますが、
割と妥当な行為だと思っています。
いずれも儚い消耗品ですし、おいしいお肉を食べたほうが精神的にもお肌にもよい気がします。)

まあでも消費者センターは調査・指導(この場合対象はグルーポンかな)をしてくれるらしいので、
グルーポンと揉めたら一度ちくってみるのもテかもしれません。


そして1週間後、グルーポンから電話がかかってきました。

その⑤につづく。

新年早々グルーポンと戦った話 その③

前回までのあらすじ
グルーポンでチケットを購入したお店が、未消化分を残して倒産。
消費者トラブルについて知識を深めたりしながらカスタマーサポートセンターからの回答を待つ日々だったが、
連休を前に追撃に出るのでした。



月曜に電話した際にすでに調査中だったとはいえ、本来ならば一週間くらいは待つつもりでしたが、くしくも次の月曜は祝日。
イライラして三連休を過ごすのも身体に悪いので問い合わせちゃいました。

電話代?向こうに持ってもらいましょう。
Aさん  「…中略 グルーポンカスタマーセンター、わたくしAがうけたまわりまあす」
よなねず 「よなねずという者ですけど、お話が長くなりそうなので、
申し訳ありませんが今からお伝えする番号に折り返しお電話をいただけますでしょうか」

Aさん 「えっあっはい!」

いつもならこんなDQN要求はしませんが、今回はあっち起因のトラブルですし長期戦にもなりそうなので頼みました。
ポイントは丁寧にお願いすることです。
あとは「少々お待ちください」でずっと待たされてもイライラしてはいけませんよね。
気長に待ちます。

というわけでしばらくしてAさんが折り返し電話をくれました。
本人確認の儀式を済ませ(これが毎回長い、仕方ないけど)、
本題に入ったところであの件どうなったの?とさっそく聞いてみました。

Aさん  「本日確認が取れまして、ご購入者様に順次お電話をさしあげていたところです」

開始早々おソバ屋の出前でしたが、
進展あったようでよかったです。しかし、気になる内容は...

・やっぱり閉店していた
・返金に関しては、クーポン購入者が個別で店舗と交渉してくれ

ちょっと待って。

よなねず「あのー、以前お電話したときには、グルーポンさんが店舗とやりとりをするから、
     何もしないでくれって念を押されたのですが...」
Aさん 「申し訳ございません。店舗と話し合った結果、このような方針になりまして...」
よなねず「あと先ほど交渉とおっしゃいましたけど、返金は確約いただけないんですか?
     御社のサイトに"店舗が閉店の場合は返金します"ってバッチリ書いてありますよ」
Aさん 「はい、店舗都合でクーポンが使用できなくなった際に、未使用のものは返金させていただいております。
     しかし今回の場合、お客様のクーポンは弊社側では"使用済み"になっておりますので...」
よなねず「それはそちらのご都合でしょう笑。初回使用日までしか追えない仕様だとしても、
     現在までにチケット6回分を消化することは期間的に不可能ですよ」
Aさん 「申し訳ございませんが、一度店舗と話し合っていただいて...
しかるべき対応をするようこちらからも伝えますので...」

いやいや、伝えますので、じゃなくて返金させるのがあなたたちの仕事でしょう。
しかし、グルーポン側は「とりあえず店にかけあってみてくれ」と食い下がるばかり。
話が進まないので一旦要求をのむことにしました。
店の連絡先を尋ねたところ、
店の名前@yahoo.co.jp

おいおいおいおい。Y!の捨てアドとか、しかるべき対応をする意思があるとは思えません。

よなねず「電話はないのですか?こんなフリーメールのアドレスでは心許なさすぎます。
     電話番号も教えてください」
Aさん 「申し訳ございませんが、店舗側が連絡方法はこちらのアドレスでと申しておりますので...」
よなねず「では無視されたらどうすればよいのでしょうか」
Aさん 「そのときは再度こちらにご相談いただければ...」
よなねず「...わかりました」


さすがグルーポン、音に聞くクズ対応です。
しかも妹に鼻で笑われた主張もしっかり繰り出してきやがりました。

ですが、いずれにせよこちらから店舗に返金を求めないと事態が進展しないようです。
先ほど教えてもらったY!のアドレスに次のようなメールを送りしました。

GROUPON】閉店に伴うクーポン返金のお願い

〇〇〇 〇〇様

そちらでお世話になっておりました、
よなねずと申します。

先日、予約のためお電話を差し上げたところつながらず、
GROUPONへ問い合わせた結果、
閉店された旨をうかがいました。

つきましては、クーポンの返金をお願い致します。
下記メールアドレスあるいは電話番号まで、
至急ご連絡くださいませ。

xxxxxxxxxxx@gmail.com
090-xxxx-xxxx

ご連絡をお待ちしております。

夜中のねずみ


第一撃なので丁寧に。とくに返信期限とかも指定しませんでした。
さて反応はあるのでしょうか。


その④へ続く。

新年早々グルーポンと戦った話 その②

前回のおはなし
グルーポンで購入したチケットのお店が前触れもなく音信不通に!!
夜逃げの香りが漂う中グルーポンに問い合わせた筆者は、
グルーポンが今後の対応を考えて連絡をくれるのを待つことになったのでした。



かくしてグルーポン様からのご連絡を鶴首にてお待ち申し上げているあいだ、
こちらも筋トレをして備えておこうと思いました。
サロンと連絡がつかないかもしれないし、店舗側から返金されなかった場合、
グルーポンがすんなり払ってくれるとは考えられません。
戦いになった際に通る主張通らない主張を理解しておけば、
DQN客になる恐れも言いくるめられちゃう心配も少しは減るでしょう。

できれば弁護士先生にでもちょっとアドバイスをもらいたかったのですが、
大幅な下方修正が入り、法学部生の妹に相談することになりました。
ところが。

妹「ん〜あたし民事詳しくないんだよね」

まあ、これはわかります。わたしはエジプト考古学屋でしたが、
マヤ文明について尋ねられたところで、あんまり気の利いたことは言えないからです。
やや専門的な本を1冊でも読んだ人のほうが詳しかったりします。(文学部ってそんなもんだよ)

というわけで今回のケースに即した回答はもらえなかったわけですが、
素人のわたしが一番懸念していることについて質問してみました。

すなわち
グルーポン側では、一度でも行ったか行っていないかで使用済/未使用を判断している。
わたしがまだ2回しか行っていないことを証明できないし、
「使用済みだから返金対象外」と拒否されちゃうのではないか

という点です。

「それはちがうでしょ」
「そのチケットは6回使うことを前提に価格を設定して販売されたんでしょ?
1度に2回分以上使用できるようなものでもないし、1度でも使ったから〜なんて言い分は通らないよ」

ふ〜ん、そういうものなのか...。意外だ、と言うと、

「法律ってそんな四角四面のもんじゃないよ、けっこう柔らかいんだよ」
と言われました。

なるほど、わたしたちはコナンの見すぎなのか、
「証拠がなければ存在しないも同然だ!」みたいに考えてしまうけれど、
案外法律というのは常識というか良識というか、人間を信頼しているものなんだなあと感じました。


さて、そうこうしているうちに金曜日になっちゃいました。
翌日から3連休に突入するので、今日中に返事が来ないと火曜まで経過の確認もできません。
ということで、グルーポンに追撃してみることにしました。


その3に続く。

新年早々グルーポンと戦った話 その①

あけましておめでとうございます。
本年もこのゴミぶくろならぬブログをよろしくお願い申し上げます。



さて、新年早々面倒なことになりました。
グルーポンで買ったチケットのお店が夜逃げ同然で閉店したのです。

グルーポンの規約には、「店舗が閉店した場合全額返金します」とバッチリ書いてあるのですが、
http://www.groupon.jp/faq-usage/#q_06
今回は少々事情が複雑です。
というのも、私が購入したチケットはエステ系のクーポンで、1枚で6回使用できるものなのです。
有効期限内に初来店を済ませればOKで、
2回目以降はお店の決めた最終有効期限までにチケットを消化していくというシステムでした。

つまりグルーポンの立場としては、購入者が初来店をしてしまえば、
「使用済み」ということになるのです。(なんだかここを抜け穴にされそうです。)


ネットを見る限り、グルーポンのトラブルはしばしば起こっているようです。
しかし皆さんの怒りの声ばかりで、経過や結末にまで触れた情報はほとんどありません。

というわけで、誰かの役に立つのではという期待もしつつ、記事にしようと思いました。
こちらの件はまだ収拾していないのですが、
数回に分けて状況を報告していくことにします。


あれは1月5日(日)の昼頃。
3回目の予約を取ろうと電話をかけてみたところ、ずっと呼び出し中です。
忙しいのかなと思い、15時頃改めてみますが、数回かけても出る様子もなし。
確か2回目の来店時に「1月4日から営業開始」と言っていたような気がしたのですが…
ウェブサイトで告知していないかとURLを入力してみると、なんと404not found!

あああ…これはイヤな予感がしますが、
まあとりあえず明日まで様子を見ましょう。
もしかすると、ヒマすぎて年始のお休みを延ばしてしまったのかもしれない。
HPはきっと改装中なのでしょう。


さて翌日6日(月)。
世間の一般的な2014年初営業日です。
さすがにこの日に休みなのは考えにくいでしょう(定休日は火曜)。

ところが。

相変わらず呼び出し中。
HPも404のままです。
これはもうアウトです。
ついでにお店のあるビルの空きテナント情報を調べてみましたが、空室はないようです。

というわけでグルーポンジャパンに電話。
受付時間は平日10-18時まで、しかも有料というクソ仕様です。

ナビダイヤル デ オツナギシマス。コノツウワ ワ 10 ビョウ ゴトニ...」
とマイペースな合成音声が流れ始め、長期戦になりそうな予感がしてきました。
これでお電話が混み合っており何分もお待たせされたらブチ切れるところでしたが、
意外にも早く出てくれました。

さっそく事情を話すと
「確認しますので少々お待ちください」と保留に。

このあと待たされること5分以上。
フリーダイヤルじゃねーんだぞ…とイライラのあまり、
通りがかったツーブロックの営業を殴りそうになりました。

で、本件に関して、
グルーポン側でも把握はしており、状況を調査中とのこと。
期限は言えないが必ず結果を報告するので待ってくれ、店には連絡しないように、と念を押されました。


とりあえず待てと言われたので待ちましょう。
待つあいだ、法律に詳しい人にでも相談して力をつけておくことにします。
ちなみにこれで電話代は400円弱。
こんなにばかばかしい出費はないですよ。


その2に続きます。

アレ

帰りに薬局に寄った。
インド系の2メートルはありそうな細長いお兄さんが、店内をうろうろしていた。
どうやら目当ての売り場が見つからないらしく、
意を決して、おむつの補充をしていた店員に声をかけた。
しかし店員さんには彼の言葉がわからない。
お兄さんは日本語がわからない。

そこへフリーマーケットにいそうなおばさん(お姉さん?)が通りかかった。
親切にもおばさんは通訳を買って出た。
お兄さんに何やら尋ねたフリマの表情が一瞬固まった。
神妙な面持ちで覗き込む店員。
フリマは開き直ったような笑顔で、小さくはっきりとこう告げ、足早に去った。

「コンドームがほしいそうですよ」

待つんだフリマ。お前の出番はまだ終わっていない。
おそらくサイズ選びの段階でもう一度通訳が入り用だぞ。
洗剤の匂いを決めながらそんな下世話なことを考えた。